WMIC (WMI コマンド ライン) 上でのクエリ条件指定
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前のステップまででは WMIC (wmic.exe、WMI コマンド ライン、Windows Management Instrumentation Command Line) の使い方を紹介してきましたが、
今回は情報の抽出条件指定を行い情報を取得する方法を紹介したいと思います。
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「PATH (WMI クラス名)」またはエイリアス名を入力することで情報の取得ができるわけですが、
(例: 「PATH Win32_NetworkAdapterConfiguration」、「NIC」)
WMI クラスまたはエイリアス名条件に該当するすべての情報(以下コレクションと呼びます)を抽出する形になるので本来必要のない情報も同時に抽出する形になってしまいます。
そこで WHERE 句を使用してコレクション取得条件を限定することで期待するデータのみを抽出するようデータを絞り込むことが出来ます。
例えば、
今まで「PATH Win32_NetworkAdapterConfiguration」として実行するとコンピュータに存在する全てのネットワークアダプタが列挙されてきたわけですが、
「PATH Win32_NetworkAdapterConfiguration WHERE (Caption LIKE "%intel%")」として実行するとネットワークアダプタの Caption プロパティに「intel」が含まれるもののみ抽出される形になります。
エイリアスの場合においても、
今まで「NIC」として実行するとコンピュータに存在する全てのネットワークアダプタが列挙されてきたわけですが、
「NIC WHERE (Caption LIKE "%intel%")」として実行するとネットワークアダプタの Caption プロパティに「intel」が含まれるもののみ抽出される形になります。
このような形でコレクションを取得する際に抽出条件を予め指定しておくと、その後のデータの整形や加工上一手間が省けるようになると思います。