1000BASE-T環境でのCAT5E/CAT6ケーブル性能差
はじめに…
たまたま自宅でふと新たに有線LAN環境を組む際1000BASE-T環境を作成しようとしたわけですが、
LANケーブルをCAT5EにするかCAT6にするか悩んだ際にいろいろと調べた結果を参考までにまとめておきたいと思います。
最近のパソコンは1000BASE-Tをサポートするネットワークカード/NICが搭載されているので無線LANも便利ですけど有線LAN環境も未だ捨てがたいんですよね…
データバックアップ・複製等の用途に於いては特にね。
調査方法と結果
市販されているCAT5EのLANケーブルとCAT6のLANケーブルを購入し(いずれも2m)、
Intel製1000BASE-Tネットワークカード/NICを搭載するサーバー・クライアント間を直結した上でファイル転送のテストを行ってみました、
サーバー側の環境はWindows Server 2008 R2 Standerd Editiion (ストレージは東芝製SSD TSD-THNS256GE8BCAA。SSDを使えばストレージが足を引っ張って数値が微妙になることもないかと…。)、
クライアント側の環境はWindows 7 Professional Edtitionになります。
サーバー側にて共有フォルダを作成しクライアント側でネットワークドライブの割り当てを行い、CrystalDiskMarkでテストを行った結果が以下のとおりです。
CAT5E
Sequential Read : 77.420 MB/s
Sequential Write : 76.841 MB/s
Random Read 512KB : 68.222 MB/s
Random Write 512KB : 33.700 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 3.540 MB/s [ 864.2 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 4.763 MB/s [ 1162.9 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 3.863 MB/s [ 943.0 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 4.658 MB/s [ 1137.2 IOPS]
CAT6
Sequential Read : 77.500 MB/s
Sequential Write : 74.167 MB/s
Random Read 512KB : 68.333 MB/s
Random Write 512KB : 32.866 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 3.648 MB/s [ 890.6 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 4.294 MB/s [ 1048.4 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 3.782 MB/s [ 923.2 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 4.359 MB/s [ 1064.2 IOPS]
以上のような結果でした。
これを見る限りほとんどの結果においてあまり大きな差が無いことが分かりました。
1000BASE-T環境化においてはCAT5Eを使おうがCAT6を使おうが大きな差が無いようです。
ベンチマーク的にはCAT5Eの方が結果が良いケースもある位なので・・・。
逆にケーブル等のコストを考えると塵も積もれば山となるということで、少しでも安く上がるCAT5Eを選んだほうがよさそうな感じです。
特に企業ユースで考えた場合ではまだまだ100Base-TXベースのネットワークが現役で動いていますし、
それ以上高速なネットワークを業務上必要にしているケースは稀な気がします。
LANの規格上の数字だけに左右されないように気を付けた方がいいですね。