Win32_ServiceSpecification クラス - WMI Library
Win32_ServiceSpecification クラスの説明
このクラスのインスタンスは、関連付けされたパッケージと一緒にインストールされるサービスを表しています。
WMI Provider は、MSIProv です。
UUID は、{DBAD0F60-DB34-11d2-85FC-0000F8102E5F} です。
プロパティ リスト
Caption
Data Type: string
Access Type: Read Only
N/A
CheckID
Data Type: string
Access Type: Read Only
チェックを一意に識別するためにほかのキーと関連して使用される識別子です。
CheckMode
Data Type: boolean
Access Type: Read Only
CheckMode プロパティは、状態が環境に存在することが予想されるか、されないかを示すために使用されます。値が True のときは、条件があることが予想される (たとえば、ファイルがシステム上にあると予想される) ので、invoke() には True が返ることが予想されます。 値が False のときは、条件がないことが予想される (たとえば、ファイルがシステム上にない) ので、起動には false が返ることが予想されます。
Dependencies
Data Type: string
Access Type: Read Only
この列は、サービス名またはこのサービスの前に開始する必要のあるシステムの読み込み順番グループ名の一覧です。一覧内の名前は Null によって区切られています。サービスが依存関係を持っていない場合は、Null または空の文字列が返されます。グループでの依存関係とは、すべてのメンバーの実行を試みた後にグループの少なくとも 1 つのメンバーが実行されている場合、このサービスが実行できることを意味します。
Description
Data Type: string
Access Type: Read Only
オブジェクトの説明です。
DisplayName
Data Type: string
Access Type: Read Only
このプロパティは、ユーザー インターフェイス プログラムがサービスを識別するために使用する文字列です。
ErrorControl
Data Type: sint32
Access Type: Read Only
この列により、サービスがスタートアップ中の開始に失敗した場合、スタートアップ プログラムに実行される動作が指定されます。次のエラー コントロール フラグの 1 つを、この列内で指定しなければなりません。
次のテープル内のフラグに 0x08000 値を追加することにより、サービスがシステムにインストールできない場合、全体的にインストールが失敗することを指定します。
値
スタートアップ プログラムの動作
0x00000000
エラーをログしてスタートアップ オペレーションを続行します。
0x00000001
エラーをログしメッセージ ボックスを表示して、スタートアップ オペレーションを続行します。
0x00000003
システムが正常な前回の構成で再起動されている場合は、可能であればエラーをログします。前回正常起動時の構成が開始されている場合、スタートアップ オペレーションは失敗します。
ID
Data Type: string
Access Type: Read Only
製品内でこのサービス仕様の項目を識別している固有キーです。
LoadOrderGroup
Data Type: string
Access Type: Read Only
このプロパティは、このサービスがメンバーである読み込み順番グループの名前を付ける文字列を含みます。
Name
Data Type: string
Access Type: Read Only
このソフトウェア要素を識別するのに使用される名前です。
Password
Data Type: string
Access Type: Read Only
StratName に関連付けられたパスワードです。
ServiceType
Data Type: sint32
Access Type: Read Only
このプロパティは、サービスの種類を指定するビット フラグのセットです。
次のサービスの種類の 1 つは、この列で指定される必要があります。
サービスの種類
値
説明
SERVICE_WIN32_OWN_PROCESS
0x00000010
それ自身の処理を実行する Microsoft Win32(R) サービスです。
SERVICE_WIN32_SHARE_PROCESS
0x00000020
処理を共有する Win32 サービスです。
SERVICE_INTERACTIVE_PROCESS
0x00000100A
デスクトップと影響しあう Win32 サービスです。この値は単独で使用できず、以前の 2 つの種類の内の 1 つに追加されなければなりません。
次のサービスの種類は、サポートされていません。
サービスの種類
値
説明
SERVICE_KERNEL_DRIVER
0x00000001
ドライバー サービスです。
SERVICE_FILE_SYSTEM_DRIVER
0x00000002
ファイル システム ドライバー サービスです。
SoftwareElementID
Data Type: string
Access Type: Read Only
このソフトウェア要素の識別子です。
SoftwareElementState
Data Type: uint16
Access Type: Read Only
ソフトウェア要素のソフトウェア要素状態です
StartName
Data Type: string
Access Type: Read Only
このサービスを開始するために使用されるアカウント名です。
StartType
Data Type: sint32
Access Type: Read Only
このプロパティは、いつサービスを開始するかを指定するビット フラグのセットです。
次のサービス開始の種類の 1 つはこの列で指定される必要があります。
サービス開始の種類
値
説明
SERVICE_AUTO_START
0x00000002
システムのスタートアップ中のサービス開始です。
SERVICE_DEMAND_START
0x00000003
サービス コントロール マネージャーが StartService 機能を呼び出す時のサービス開始です。
SERVICE_DISABLED
0x00000004
開始されなくなったサービスを指定します。
次のサービス開始の種類はドライバー サービスに対してのみ有効です。
ドライバー サービス開始の種類
ValueDescription
SERVICE_BOOT_START
0x00000000
オペレーティング システム ローダーによって開始されたデバイス ドライバーです。
SERVICE_SYSTEM_START
0x00000001
IoInitSystem 機能を呼び出すことによって開始されたデバイス ドライバーです。インストールの最中にドライバー サービスを開始するために、これを ServiceControl テーブルで InstallServices 動作の次に来る StartServices 動作と共に使用してください。
TargetOperatingSystem
Data Type: uint16
Access Type: Read Only
このソフトウェア要素の対象オペレーティング システムです。
Version
Data Type: string
Access Type: Read Only
バージョンの形式は、<メジャー>.<マイナー>.<リビジョン> または <メジャー>.<マイナー><レター><リビジョン> です。
メソッド リスト
Invoke
Invoke メソッドにより特定のチェックが評価されます。CIM コンテキストで特定のチェックを評価するメソッドに関する詳細は、非抽象型 CIM_Check サブクラスで記述されています。メソッドの結果は、戻り値に基づいています。- 条件が満たされない場合は、0 が返ります。- メソッドがサポートされない場合は、1 が返ります。 - そのほかの値は条件が満たされないことを示します。
WQL サンプル (e.g. VB/C#/PowerShell)
SELECT * FROM Win32_ServiceSpecification
VB6/VBS
SWbemServices クラスの ExecQuery メソッドから WQL を実行可能です。
Set oClassSet = Service.ExecQuery("SELECT * FROM Win32_ServiceSpecification")
または下記のような記述でも実行可能です。
Set oClassSet = GetObject("winmgmts:\\.\root\cimv2").ExecQuery("SELECT * FROM Win32_ServiceSpecification")
VB.Net
ObjectQuery クラスの QueryString プロパティに WQL を設定し、ManagementObjectSearcher クラスの Get メソッドから WQL を実行可能です。
oSearcher.Query.QueryString = "SELECT * FROM Win32_ServiceSpecification"
oClass = oSearcher.Get
C#.Net
ObjectQuery クラスの QueryString プロパティに WQL を設定し、ManagementObjectSearcher クラスの Get メソッドから WQL を実行可能です。
oSearcher.Query.QueryString = "SELECT * FROM Win32_ServiceSpecification"
oClass = oSearcher.Get();
PowerShell
Get-WmiObject コマンドレットの query オプションを指定し WQL を実行可能です。
Get-WmiObject -query "SELECT * FROM Win32_ServiceSpecification"
またはクラス名を直接指定する実行方法もあります。
Get-WmiObject Win32_ServiceSpecification
このサイトの情報について
このコンテンツは WMI の各コンポーネントが持っている Win32_ServiceSpecification クラス情報を参照・抽出しリファレンスとして作成・提供しています。
参照した WMI の名前空間は root/CIMV2、書き出し環境は Windows 10 になります。
WMI の使い方 (VB6, VBS, VBA, VB.NET, VC#, PowerShell を対象) に関しては WMI Step も参考にしてみてください。(WMI 初心者・入門編としてもおすすめです。)
各種言語を使用した WMI を使用するたたき台としてソーステンプレートも公開しています。プログラム/スクリプト作成時に役立てば…と思っています。
今後各 WMI Class をサポートしている OS の種類を掲載する予定です。
予定OS: Windows XP/Windows Vista/Windows 7/Windows 8/Windows 10/Windows Server 2003/Windows Server 2003 R2/Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2