Win32_PerfRawData_
Tcpip_TCPv4 クラス - WMI Library
Win32_PerfRawData_
Tcpip_TCPv4 クラスの説明
TCP パフォーマンス オブジェクトでは、TCP プロトコルを使用して送受信される TCP セグメントの率を計測するカウンターがあります。各 TCP 接続状態における TCP 接続数を監視するカウンターも含まれます。
WMI Provider は、WmiPerfInst です。
プロパティ リスト
Caption
Data Type: string
Access Type: Read Only
統計またはメトリックの簡単な説明 (1 行分の文字列) です。
ConnectionFailures
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
TCP 接続が SYN-SENT 状態または SYN-RCVD 状態から CLOSED 状態に直接移行した回数、および SYN-RCVD 状態から LISTEN 状態に直接移行した回数です。
ConnectionsActive
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
TCP 接続が CLOSED 状態から SYN-SENT 状態に直接移行した回数です。つまり、ローカル コンピューターによって開始された接続の数を示します。値は累積合計です。
ConnectionsEstablished
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
現在の状態が ESTABLISHED または CLOSE-WAIT のいずれかである TCP 接続の数です。
ConnectionsPassive
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
TCP 接続が LISTEN 状態から SYN-RCVD 状態に直接移行した回数です。つまり、リモート コンピューターによって開始された、ローカル コンピューターへの接続の数を示します。値は累積合計です。
ConnectionsReset
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
TCP 接続が ESTABLISHED 状態または CLOSE-WAIT 状態のいずれかから CLOSED 状態に直接移行した回数です。
Description
Data Type: string
Access Type: Read Only
統計またはメトリックの説明です。
Frequency_Object
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
Frequency_PerfTime
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
Frequency_Sys100NS
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
Name
Data Type: string
Access Type: Read Only
Name プロパティにより、統計またはメトリックを認識するラベルが定義されます。サブクラスの場合、プロパティは上書きされて Key プロパティとなります。
SegmentsPersec
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
TCP プロトコルを使用して TCP セグメントが送受信される率です。
SegmentsReceivedPersec
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
セグメントが受信される率 (エラーで受信されるセグメントを含む) です。このカウンターは、現在確立されている接続上で受信されるセグメントの数をカウントします。
SegmentsRetransmittedPersec
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
Segments Retransmitted/sec は転送されるセグメント (以前に転送された 1 バイト以上を含む転送されるセグメント) の割合です。
SegmentsSentPersec
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
セグメントが送信される率です。現在の接続上のセグメントは含まれますが、再送バイトを含むセグメントは含まれません。
Timestamp_Object
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
Timestamp_PerfTime
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
Timestamp_Sys100NS
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
メソッド リスト
Win32_PerfRawData_Tcpip_TCPv4 クラスにはメソッドはありません。
WQL サンプル (e.g. VB/C#/PowerShell)
SELECT * FROM Win32_PerfRawData_Tcpip_TCPv4
VB6/VBS
SWbemServices クラスの ExecQuery メソッドから WQL を実行可能です。
Set oClassSet = Service.ExecQuery("SELECT * FROM Win32_PerfRawData_Tcpip_TCPv4")
または下記のような記述でも実行可能です。
Set oClassSet = GetObject("winmgmts:\\.\root\cimv2").ExecQuery("SELECT * FROM Win32_PerfRawData_Tcpip_TCPv4")
VB.Net
ObjectQuery クラスの QueryString プロパティに WQL を設定し、ManagementObjectSearcher クラスの Get メソッドから WQL を実行可能です。
oSearcher.Query.QueryString = "SELECT * FROM Win32_PerfRawData_Tcpip_TCPv4"
oClass = oSearcher.Get
C#.Net
ObjectQuery クラスの QueryString プロパティに WQL を設定し、ManagementObjectSearcher クラスの Get メソッドから WQL を実行可能です。
oSearcher.Query.QueryString = "SELECT * FROM Win32_PerfRawData_Tcpip_TCPv4"
oClass = oSearcher.Get();
PowerShell
Get-WmiObject コマンドレットの query オプションを指定し WQL を実行可能です。
Get-WmiObject -query "SELECT * FROM Win32_PerfRawData_Tcpip_TCPv4"
またはクラス名を直接指定する実行方法もあります。
Get-WmiObject Win32_PerfRawData_Tcpip_TCPv4
このサイトの情報について
このコンテンツは WMI の各コンポーネントが持っている Win32_PerfRawData_Tcpip_TCPv4 クラス情報を参照・抽出しリファレンスとして作成・提供しています。
参照した WMI の名前空間は root/CIMV2、書き出し環境は Windows 10 になります。
WMI の使い方 (VB6, VBS, VBA, VB.NET, VC#, PowerShell を対象) に関しては WMI Step も参考にしてみてください。(WMI 初心者・入門編としてもおすすめです。)
各種言語を使用した WMI を使用するたたき台としてソーステンプレートも公開しています。プログラム/スクリプト作成時に役立てば…と思っています。
今後各 WMI Class をサポートしている OS の種類を掲載する予定です。
予定OS: Windows XP/Windows Vista/Windows 7/Windows 8/Windows 10/Windows Server 2003/Windows Server 2003 R2/Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2