Win32_PerfRawData_
PerfNet_ServerWorkQueues クラス - WMI Library
Win32_PerfRawData_
PerfNet_ServerWorkQueues クラスの説明
Server Work Queues パフォーマンス オブジェクトには、キューの長さおよびキュー内のオブジェクトを監視するカウンターがあります。
WMI Provider は、WmiPerfInst です。
プロパティ リスト
ActiveThreads
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
この CPU で、サーバー クライアントからの要求に対して現在作業しているスレッドの数です。システムは、不必要なコンテキストの切り替えを最小限に抑えるために、この値をできるだけ低くしようとします。この値はある時点でのカウントで、ある時間間隔での平均値ではありません。
AvailableThreads
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
この CPU で、クライアントからの要求に対して現在作業していないサーバー スレッドの数です。サーバーは動的にスレッドの数を調整し、サーバーのパフォーマンスを最適化します。
AvailableWorkItems
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
クライアントからのすべての要求はサーバーで "作業アイテム" として表され、サーバーは処理を高速化するために、CPU ごとに使用可能な作業アイテムのプールを維持します。この値は、この CPU で使用可能な作業アイテムのある時点での値です。0 に近い値が持続する場合は、サーバー サービスの MinFreeWorkItems レジストリ値を増やす必要があることを表しています。この値は、SMB1 Blocking Queue インスタンスでは常に 0 です。
BorrowedWorkItems
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
クライアントからのすべての要求はサーバーで "作業アイテム" として表され、サーバーは処理を高速化するために、CPU ごとに使用可能な作業アイテムのプールを維持します。CPU は、使用可能な作業アイテムがなくなると、別の CPU から未使用の作業アイテムを借り出します。このカウンターの値が増え続ける場合は、サーバー サービスの MaxWorkItems または MinFreeWorkItems レジストリ値を増やす必要があることを表しています。この値は、Blocking Queue および SMB2 Queue インスタンスでは常に 0 です。
BytesReceivedPersec
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
サーバーがこの CPU でネットワーク クライアントから受信しているバイトの率です。この値は、サーバーのビジー状態を測定する目安になります。
BytesSentPersec
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
サーバーがこの CPU でネットワーク クライアントに送信しているバイトの率です。この値は、サーバーのビジー状態を測定する目安になります。
BytesTransferredPersec
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
サーバーがこの CPU でネットワーク クライアントと送受信しているバイトの率です。この値は、サーバーのビジー状態を測定する目安になります。
Caption
Data Type: string
Access Type: Read Only
統計またはメトリックの簡単な説明 (1 行分の文字列) です。
ContextBlocksQueuedPersec
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
作業コンテキスト ブロックがサーバーでの処理待ちのためにサーバーの FSP キューに入れられる必要があった率です。
CurrentClients
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
この CPU が処理しているクライアントのある時点での数です。サーバーは、クライアント負荷をシステム内の全サーバーに動的に振り分けます。この値は、Blocking Queue インスタンスでは常に 0 です。
Description
Data Type: string
Access Type: Read Only
統計またはメトリックの説明です。
Frequency_Object
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
Frequency_PerfTime
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
Frequency_Sys100NS
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
Name
Data Type: string
Access Type: Read Only
Name プロパティにより、統計またはメトリックを認識するラベルが定義されます。サブクラスの場合、プロパティは上書きされて Key プロパティとなります。
QueueLength
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
Blocking キューと Nonblocking キュー内にある作業アイテムの現在の数です。この CPU に対する特別な作業アイテムを処理するために、サーバーがどの程度ビジーであるかを示します。キューの長さが 4 を超える状態が持続する場合、プロセッサに大きな負荷がかかっていることを示します。この値はある時点でのカウントで、ある時間間隔での平均値ではありません。
ReadBytesPersec
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
サーバーがこの CPU でクライアント用にデータをファイルから読み取っている率です。この値は、サーバーのビジー状態を測定する目安になります。
ReadOperationsPersec
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
サーバーがこの CPU でクライアント用にファイル読み取り操作を実行している率です。この値は、サーバーのビジー状態を測定する目安になります。この値は、Blocking Queue インスタンスでは常に 0 です。
Timestamp_Object
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
Timestamp_PerfTime
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
Timestamp_Sys100NS
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
TotalBytesPersec
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
サーバーがこの CPU でクライアント用にデータをファイルへ書き込んでいるおよびファイルから読み取っている率です。この値は、サーバーのビジー状態を測定する目安になります。
TotalOperationsPersec
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
サーバーがこの CPU でクライアント用にファイル読み取り/書き込み操作を実行している率です。この値は、サーバーのビジー状態を測定する目安になります。この値は、Blocking Queue インスタンスでは常に 0 です。
WorkItemShortages
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
クライアントからのすべての要求はサーバーで "作業アイテム" として表され、サーバーは処理を高速化するために、CPU ごとに使用可能な作業アイテムのプールを維持します。0 を超える値が持続する場合は、サーバー サービスの MaxWorkItems レジストリ値を増やす必要があることを表しています。この値は、Blocking Queue および SMB2 Queue インスタンスでは常に 0 です。
WriteBytesPersec
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
サーバーがこの CPU でクライアント用にデータをファイルに書き込んでいる率です。この値は、サーバーのビジー状態を測定する目安になります。
WriteOperationsPersec
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
サーバーがこの CPU でクライアント用にファイル書き込み操作を実行している率です。この値は、サーバーのビジー状態を測定する目安になります。この値は、Blocking Queue インスタンスでは常に 0 です。
メソッド リスト
Win32_PerfRawData_PerfNet_ServerWorkQueues クラスにはメソッドはありません。
WQL サンプル (e.g. VB/C#/PowerShell)
SELECT * FROM Win32_PerfRawData_PerfNet_ServerWorkQueues
VB6/VBS
SWbemServices クラスの ExecQuery メソッドから WQL を実行可能です。
Set oClassSet = Service.ExecQuery("SELECT * FROM Win32_PerfRawData_PerfNet_ServerWorkQueues")
または下記のような記述でも実行可能です。
Set oClassSet = GetObject("winmgmts:\\.\root\cimv2").ExecQuery("SELECT * FROM Win32_PerfRawData_PerfNet_ServerWorkQueues")
VB.Net
ObjectQuery クラスの QueryString プロパティに WQL を設定し、ManagementObjectSearcher クラスの Get メソッドから WQL を実行可能です。
oSearcher.Query.QueryString = "SELECT * FROM Win32_PerfRawData_PerfNet_ServerWorkQueues"
oClass = oSearcher.Get
C#.Net
ObjectQuery クラスの QueryString プロパティに WQL を設定し、ManagementObjectSearcher クラスの Get メソッドから WQL を実行可能です。
oSearcher.Query.QueryString = "SELECT * FROM Win32_PerfRawData_PerfNet_ServerWorkQueues"
oClass = oSearcher.Get();
PowerShell
Get-WmiObject コマンドレットの query オプションを指定し WQL を実行可能です。
Get-WmiObject -query "SELECT * FROM Win32_PerfRawData_PerfNet_ServerWorkQueues"
またはクラス名を直接指定する実行方法もあります。
Get-WmiObject Win32_PerfRawData_PerfNet_ServerWorkQueues
このサイトの情報について
このコンテンツは WMI の各コンポーネントが持っている Win32_PerfRawData_PerfNet_ServerWorkQueues クラス情報を参照・抽出しリファレンスとして作成・提供しています。
参照した WMI の名前空間は root/CIMV2、書き出し環境は Windows 10 になります。
WMI の使い方 (VB6, VBS, VBA, VB.NET, VC#, PowerShell を対象) に関しては WMI Step も参考にしてみてください。(WMI 初心者・入門編としてもおすすめです。)
各種言語を使用した WMI を使用するたたき台としてソーステンプレートも公開しています。プログラム/スクリプト作成時に役立てば…と思っています。
今後各 WMI Class をサポートしている OS の種類を掲載する予定です。
予定OS: Windows XP/Windows Vista/Windows 7/Windows 8/Windows 10/Windows Server 2003/Windows Server 2003 R2/Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2