Win32_PerfRawData_
Lsa_SecuritySystemWideStatistics クラス - WMI Library
Win32_PerfRawData_
Lsa_SecuritySystemWideStatistics クラスの説明
これらのカウンターは、認証パフォーマンスを 1 秒ごとに記録します。
WMI Provider は、WmiPerfInst です。
プロパティ リスト
ActiveSchannelSessionCacheEntries
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、セキュリティで保護されたチャネル (Schannel) のセッション キャッシュに現在格納されている、使用中の Secure Sockets Layer (SSL) エントリの数を記録します。Schannel のセッション キャッシュには、SSL セッション ID など、正常に確立されたセッションに関する情報が格納されます。クライアントはこの情報を使用して、完全な SSL ハンドシェイクを実行せずにサーバーに再接続できます。
Caption
Data Type: string
Access Type: Read Only
統計またはメトリックの簡単な説明 (1 行分の文字列) です。
Description
Data Type: string
Access Type: Read Only
統計またはメトリックの説明です。
DigestAuthentications
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、1 秒あたりに処理されているダイジェスト認証の数を記録します。
ForwardedKerberosRequests
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、読み取り専用ドメイン コントローラー (RODC) によって 1 秒あたりにハブに転送される Kerberos 要求の数を記録します。このカウンターは、RODC 上でのみ記録されます。
Frequency_Object
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
Frequency_PerfTime
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
Frequency_Sys100NS
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
KDCarmoredASRequests
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、キー配布センター (KDC) で 1 秒あたりに処理されている、難読化された認証サービス (AS) 要求の数を記録します。
KDCarmoredTGSRequests
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、キー配布センター (KDC) で 1 秒あたりに処理されている、難読化されたチケット保証サービス (TGS) 要求の数を記録します。
KDCASRequests
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、キー配布センター (KDC) によって 1 秒あたりに処理されている認証サービス (AS) 要求の数を記録します。クライアントは AS 要求を使用して、チケット保証チケットを取得します。
KDCclaimsawareASRequests
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、キー配布センター (KDC) で 1 秒あたりに処理されている、明示的にクレームを要求する認証サービス (AS) 要求の数を記録します。
KDCclaimsawareserviceassertedidentityTGSrequests
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、明示的にクレームを要求する、サービスによりアサートされた ID (S4U2Self) TGS 要求の数を記録します。この数の要求がキー配布センター (KDC) で 1 秒あたりに処理されています。
KDCclaimsawareTGSRequests
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、キー配布センター (KDC) で 1 秒あたりに処理されている、クレームに対応したチケット保証サービス (TGS) 要求の数を記録します。クレームに対応する Kerberos クライアントは、認証サービス (AS) のやり取りの際に常にクレームを要求します。
KDCclassictypeconstraineddelegationTGSRequests
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、従来型の制約付き委任構成を確認することにより、キー配布センター (KDC) で 1 秒あたりに処理されている制約付き委任 (S4U2Proxy) TGS 要求の数を記録します。従来型の制約付き委任は、単一のドメインに制限されており、中間層サービスのアカウント オブジェクトに対してバックエンド サービス SPN を構成します。
KDCresourcetypeconstraineddelegationTGSRequests
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、リソース型の制約付き委任を確認することにより、キー配布センター (KDC) で 1 秒あたりに処理されている制約付き委任 (S4U2Proxy) TGS 要求の数を記録します。リソース型の制約付き委任は、ドメイン境界を越えることができ、バックエンド サービスのアカウント オブジェクトに対して中間層のアカウントを構成します。
KDCTGSRequests
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、キー配布センター (KDC) によって 1 秒あたりに処理されているチケット保証サービス (TGS) 要求の数を記録します。クライアントはこれらの TGS 要求を使用して、サービス チケットを取得します。サービス チケットを使用すると、他のコンピューター上のリソースにアクセスできます。
KerberosAuthentications
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、このコンピューターを認証するためにクライアントがチケットを使用した 1 秒あたりの回数を記録します。
Name
Data Type: string
Access Type: Read Only
Name プロパティにより、統計またはメトリックを認識するラベルが定義されます。サブクラスの場合、プロパティは上書きされて Key プロパティとなります。
NTLMAuthentications
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、この DC 上の AD、またはこのメンバー サーバーのローカル アカウント上で、1 秒あたりに処理された NTLM 認証の数を記録します。
SchannelSessionCacheEntries
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、セキュリティで保護されたチャネル (Schannel) のセッション キャッシュに現在格納されている Secure Sockets Layer (SSL) エントリの数を記録します。Schannel のセッション キャッシュには、SSL セッション ID など、正常に確立されたセッションに関する情報が格納されます。クライアントはこの情報を使用して、完全な SSL ハンドシェイクを実行せずにサーバーに再接続できます。
SSLClientSideFullHandshakes
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、1 秒あたりに処理されている完全な Secure Sockets Layer (SSL) クライアント側ハンドシェイクの数を記録します。ハンドシェイク中にシグナルが交換され、コンピューターまたは他のデバイス間で通信を行えることが確認されます。
SSLClientSideReconnectHandshakes
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、1 秒あたりに処理されている Secure Sockets Layer (SSL) クライアント側再接続ハンドシェイクの数を記録します。再接続ハンドシェイクにより、前の SSL セッションからのセッション キーを使用してクライアント/サーバー接続を再開できます。また、必要なメモリが完全なハンドシェイクよりも少なくて済みます。
SSLServerSideFullHandshakes
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、1 秒あたりに処理されている完全な Secure Sockets Layer (SSL) サーバー側ハンドシェイクの数を記録します。ハンドシェイク中にシグナルが交換され、コンピューターまたは他のデバイス間で通信を行えることが確認されます。
SSLServerSideReconnectHandshakes
Data Type: uint32
Access Type: Read Only
このカウンターは、1 秒あたりに処理されている Secure Sockets Layer (SSL) サーバー側再接続ハンドシェイクの数を記録します。再接続ハンドシェイクにより、前の SSL セッションからのセッション キーを使用してクライアント/サーバー接続を再開できます。また、必要なメモリが完全なハンドシェイクよりも少なくて済みます。
Timestamp_Object
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
Timestamp_PerfTime
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
Timestamp_Sys100NS
Data Type: uint64
Access Type: Read Only
N/A
メソッド リスト
Win32_PerfRawData_Lsa_SecuritySystemWideStatistics クラスにはメソッドはありません。
WQL サンプル (e.g. VB/C#/PowerShell)
SELECT * FROM Win32_PerfRawData_Lsa_SecuritySystemWideStatistics
VB6/VBS
SWbemServices クラスの ExecQuery メソッドから WQL を実行可能です。
Set oClassSet = Service.ExecQuery("SELECT * FROM Win32_PerfRawData_Lsa_SecuritySystemWideStatistics")
または下記のような記述でも実行可能です。
Set oClassSet = GetObject("winmgmts:\\.\root\cimv2").ExecQuery("SELECT * FROM Win32_PerfRawData_Lsa_SecuritySystemWideStatistics")
VB.Net
ObjectQuery クラスの QueryString プロパティに WQL を設定し、ManagementObjectSearcher クラスの Get メソッドから WQL を実行可能です。
oSearcher.Query.QueryString = "SELECT * FROM Win32_PerfRawData_Lsa_SecuritySystemWideStatistics"
oClass = oSearcher.Get
C#.Net
ObjectQuery クラスの QueryString プロパティに WQL を設定し、ManagementObjectSearcher クラスの Get メソッドから WQL を実行可能です。
oSearcher.Query.QueryString = "SELECT * FROM Win32_PerfRawData_Lsa_SecuritySystemWideStatistics"
oClass = oSearcher.Get();
PowerShell
Get-WmiObject コマンドレットの query オプションを指定し WQL を実行可能です。
Get-WmiObject -query "SELECT * FROM Win32_PerfRawData_Lsa_SecuritySystemWideStatistics"
またはクラス名を直接指定する実行方法もあります。
Get-WmiObject Win32_PerfRawData_Lsa_SecuritySystemWideStatistics
このサイトの情報について
このコンテンツは WMI の各コンポーネントが持っている Win32_PerfRawData_Lsa_SecuritySystemWideStatistics クラス情報を参照・抽出しリファレンスとして作成・提供しています。
参照した WMI の名前空間は root/CIMV2、書き出し環境は Windows 10 になります。
WMI の使い方 (VB6, VBS, VBA, VB.NET, VC#, PowerShell を対象) に関しては WMI Step も参考にしてみてください。(WMI 初心者・入門編としてもおすすめです。)
各種言語を使用した WMI を使用するたたき台としてソーステンプレートも公開しています。プログラム/スクリプト作成時に役立てば…と思っています。
今後各 WMI Class をサポートしている OS の種類を掲載する予定です。
予定OS: Windows XP/Windows Vista/Windows 7/Windows 8/Windows 10/Windows Server 2003/Windows Server 2003 R2/Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2