自作自宅サーバー: Self Build Server
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私が愛用しているLet's noteの母艦として使用するサーバーは自作したものを使用しています。
サーバーとはいえ内容としては自作PCの域ですけどね…。
調達した組み上げパーツとしては、
ケース: DIRAC Noah 800-W Rev1.5 (80W ACアダプタ)
マザーボード: Intel DG45FC
CPU: Intel XEON L3110 TDP45W
SSD: Intel SSDSA2MH080G2R5 (System/Hyper-V VHD 専用)
HDD: Fujitsu MHZ2250BH, Toshiba MK2553GSX -> Toshiba MQ01ABD075 x 2 (Data 専用)
メモリ: Transcend JM4GDDR2-8K 4GB -> WINTEN WT-LD800-4GB DDR2 PC6400(PC2-6400) x 2
という構成になっています。コンセプトとしては常時稼働を目的とした省電力・省エネなエコサーバーを目指したつもりです。
ACアダプタは80Wですがこの構成で安定して動作しています。
CPUにIntel XEON L3110 プロセッサを使用している点が唯一サーバーらしいといえばサーバーらしいか…という感じです。
XEONはサーバー向けCPUということもあってマザーボードも本来はサーバー向けでは無ければサポートが無いらしいのですが、Intel製のマザーボードであれば問題ないだろうと判断してIntel DG45FCをセレクトしてみました。
案の定問題なく認識されてこの構成で今のところ安定して動作していますね。低消費電力CPUとはいえ発熱はそこそこあるので(ICHの温度が比較的高め)、標準搭載のファンだけではなくNoah 800のオプションであるNoah Fan Kit 1700が欲しいところではあります。
PCケースとして利用したNoah 800は省スペースの割には拡張性もあるので個人的にはお勧めです。80W ACアダプタ動作になるので電源ファンが無くその分静かです。
またNoah 800の上位モデルとしてNoah 1200という120W ACアダプタが標準搭載されているモデルもあるので電力に不安を感じる方にはこちらも選択肢としてお勧めです。
OSはWindows Server 2008 R2をインストールし、Hyper-V環境を利用して仮想マシンを複数作成しながらこのWMI Fun !!のサンプルテスト等にも使用しています。
Windows Server 2008用DG45FC各種ドライバーはIntelから提供はされていませんがWindows 7 x64用のドライバーを使用すれば基本的に問題はありませんでした。
Windows Server OSの起動やレスポンスもSSDのおかげで快適です。SSDも悩んだ挙句同じくIntelのSSDSA2MH080G2R5にしました。評判もなかなか良いですしサーバーということもありシステム起動用としては80GBあれば十分です。
Hyper-Vの動作に関してもよく使うVHDをSSDに展開していることもあって動作は結構ズムーズですよ。
デスクトップ仮想化環境を作成するに当たりSSDはかなり有益ではないかと個人的には思いますよ。
Windows Home Server 2011(WSH 2011)にも興味があるのでこちらはHyper-V環境に導入して活用してます。
昔はいくつもテスト環境がほしくて何台もPCを持っていた時代もありましたが、今はこのサーバー1台でテスト環境を作成してます。電気代もセーブできるし一応エコかな。
でもHyper-Vを使うとスリープ(スタンバイ)に移行できなくなるようなのでちょっとそこだけはある意味残念ではあるのですが…。(仮想環境が動いているし仕方ないですけどね。)
Hyper-Vを使用する関係上メモリを4GBから8GBへ増設しました。DG45FCは購入時のスペックを見ると4GBまでしかサポートしていないように読み取れたのですが、試してみたところ4GBのメモリモジュールを2枚搭載して8GB環境にすることが出来ました。メモリテストを実行しても問題は起きなかったので問題はなさそうです。
仮想マシンを複数動かしても今のところ不満なく動作しています。
基本的にモニタやキーボード・マウスを接続せず、リモートデスクトップを利用してサーバーを管理しています。
今はiPhoneやiPod Touchで動くリモートデスクトップクライアントソフトもあるのでちょっとサーバーの状態が気になるときでもサクッとチェックが出来ますね。
